「行くよ、ファビアちゃん、アクセルシュート！」
私の名前は高町ヴィヴィオ、ヴィヴィオ＝スクライア＝高町＝テスタロッサ＝ハラオウンです。
名前が複雑だったおかげで、魔女の封印をかわすことが出来ました。
ここからは私のターンです。
『そうとも限りません、まだ、我が主は魔女の戦いについて、十分には知らないのですから』
「そうだね。だけど、分かってることが一つあるよ、本当に優れた物は消えてなくならないってことっ！」
「！……魔女を侮辱するものは絶対に許さない……」
「ヴィヴィオがまずあなたをゆるしてないんだよっ！」
アクセルシュートが直撃します。打撃は確実に与えたはずです。
「まともに魔法弾が当たってるよ。バインドも入ってる。……勝負は、もうついてるんじゃないかな？」
「勝負は始まってもない……」
「バインドブレイク！ 早いっ」
「拘束系で魔女と張り合おうなんて100年早い……姿態編成……」
「何を始めるつもりだろう」
『我が主、ぼんやり見てないで……』
「押しつぶされなさい……這え穢れの地に」
「うわっ、重力発生系魔法っ……」
『身動きとれないじゃないですか我が主、だからぼんやりみてないでって……』
「今言われたって遅いよぉ……」
「撃って」
プチデビルの巨大バージョンが、やりを構えて突き刺しに来ます。
当たればおだぶつでしょう。
「直撃すれば危ないところだったぁ」
「どうやって抜け出した……」
「AMFだよ。とっさに思い出せてよかったよ」
「AMF……」
「動きが遅いっ！」
きれいに一発ヴィヴィオの突きが入ります。
何かされるといやなので、一発突きをいれたところでヴィヴィオは間合いをとりなおします。
「AMFを思い出したから、これでフィールド系の魔法は通用しないよ、こんどこそ勝負はついたんじゃないかな。
おとなしく投降したらどう？」
「私は、呪うことをやめない……」