今年もアドペンドカレンダーの季節がやってきました。一年が経つのは早いものです。
個人的なことは置いといて、今年の広島・ゲーム・サービスはちゃんと１２ヶ月開催できそうです。１２月１４日（おお、赤穂浪士討ち入りの日だ）の例会も、よほどの事が無ければ予定通り開催でしょう。
今年もK.G.B(北九州ゲームボーイズ）の合宿には行ってきました。ずっとやりたかった、パックスブリタニカが最後まで出来たのは感謝です。ただ、慣れのいるゲームなのに練習プレイなしでいきなり本番だったのは悪い事をしたかな、とも思ってみたりします。機会があればまたやりたいのですが、来年のK.G.Bは１４人ディプロマシー戦がメインゲームで確定しているのです。これに加えてマルチで７人集めるのは難しい気がします。どこか別なところで出来ればとも思うのです。
遠征といえば、今年はK.G.B以外にはいきませんでした。K.G.G（倉敷ゲームギーグス）の開催も、歴史ボードゲームギーク松原の開催もありませんでした。松山にも行ってないなあ……いろんな意味で余裕が出来たら行きたいのですけど。
さて、今年も、某誌に投稿している、Soviet Union’s Finest Hourは発行されませんでした。来年こそはと思ってます。
その代わり、izumotoさんは中国から受注してゲームを制作中です。年内にデータを発注元に送る、という条件で仕事を請け負ったそうです。ひとまずデータは送ったと聞いてます。先方でもテストプレイを開始するそうですが、izumotoさん自身もテストプレイを重ねてます。
中国からといえば、BOOTHで無料公開している、「師団級マーケットガーデン作戦」も、中国版にして無料配布したいという依頼メールが私の所に届きました。私が公開しているバージョンを、中国のサークルでプレイした結果、より高度なゲームを購入する方があったということです。「師団級マーケットガーデン作戦」はそもそもウォーゲームのルールになれるための、練習用ゲーム（入門用ですらない）として製作したので、ステップアップに使われているなら幸いなことです。
日本ではそういう方向に使われたという話は残念ながら聞かないのですが、中国で使えるのなら、日本で使えないことはないと思ったりします。これは自画自賛そのものですね。公開しているバージョンは、自作でユニットを作らなければならないので、入門者にはハードルは高くなってます。誰か安価にユニットを作って「師団級マーケットガーデン作戦」を配ってくれる人はないですかね。他力本願そのものですが。
そういえば、広島・ゲーム・サービス名義で作成した「我々のボーイは戦争ができるのかね？」も、海外で引き合いがあったので翻訳用のPDFがほしいと言われた事もありました。ウォーゲームの世界は、思っている以上にインターナショナルな世界であるようです。
そうはいっても、初めから世界を見据えてなにかやろう、と言ってるつもりはないのです。「それが僕には楽しいから」でやっていけばいいと私は思うのです。ただ、それが「インターナショナルな世界」につながってるという意識は、頭のどこかに置いておいたほうがよさそうだという話なのです。自分以外だれも見てないだろうと思っていても、世に公開したら、そのまま世界に発信されていく時代なのです。……「師団級マーケットガーデン作戦」が海外から反応があったように。
閑話休題。ウォーゲームには独特の概念があって、それが頭に入らないとプレイが難しいのは確かです。「師団級マーケットガーデン作戦」はそれに対する私なりのアプローチなのですが、続く動きがないのはさみしい気がします。先ず隗より始めよでやってみたのですが、隗より賢なるものはいつ来るのでしょうか。