お客様台帳管理人編：

　けほけほ
　「どないしたんや」
　いや、ちょっとインフルエンザにかかった
　「そういうときにはまりあの魔法で・・・」
　だあ、やめんかぁ！

　どっか〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん☆

　「あれっ☆」
　・・・・・う、なんかだるい・・・・
　「なんや、つっこみいれへんのか？
　　ほんまに調子わるいみたいやなぁ」
　冗談だと思ってたのか？
　「いや、馬鹿は風邪ひかんちゅうやろ」
　インフルエンザは馬鹿でも引くんだよ
　「悪質なしろもんやなぁ」
　まあ、１９１８年のスペイン風邪のごとき
　第一次世界大戦の全戦死者より大量の死者を出してるぐらいだし
　インフルエンザはたかが風邪とは違うんだよ
　「だったらまりあのまほ・・・」
　やめろっての、つき合える元気はないんだから・・・・・・
　「せやたら、なんでここに来てるねん」
　いや、しばらく店を空けたから様子を見に来ただけだけど
　「こっちは特に問題起きてないで」
　そっか・・・それなら良いけどな
　「それより、これでも飲んで元気だしいや」
　いや、それよりゆっくり寝たいんですけど・・・

　（一口つける）

　・・・・・なんじゃこりゃ？！
　「みねあちゃん特製の玉子酒や、ようきくで」
　っていうか、妙に辛いんですけど
　「当然や、鷹の爪をいれてるさかい」
　「まりあも☆胡椒を入れたんだよ」
　おまえらぁ！
　「風邪引いたときには、体を冷やしたら駄目や
　　内側から暖めるには、酒ととうがらしが一番や」
　・・・・・おまえ、シオンらにもこういうもんを飲ませてるのか？
　「マスターには、魔法の薬にしてるんやけどな
　　いきなり普通の人にああいう劇薬は飲ませられへん」

　・・・・シオン・・・おまえ、よく生きてるなぁ・・・

　「さあさあ、きっちり全部のまんとなおらへんで」
　飲んだら病気になりそうだよ
　「そう言いつつ飲んでるやないか」
　食い物を粗末にしたら罰が当たるからな
　・・うげ、舌が焼ける・・・
　「そこがええんや、それでこそ薬になるんや」
　そこまで言うならおまえが飲んでみろよ
　いやんなるから
　「うわ〜、無能な主任の割に言うことは大胆やなぁ
　　間接キスやて」
　そういういみじゃな〜い！
　・・・・あかん、声出したらだるい・・・・
　「そう言うときには☆まりあの魔法で・・・」

☆どっか〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん☆

　全然進歩がないじゃないか
　「そんなことないもん、ちゃんと☆頭にも星が付くようになったもん」
　本来掛けようとしている魔法に対して、全然近づいてないじゃないかぁ

　”ハッピンパラリコズンパラリン”

　「やっぱりぃ、めりっちゃが出てこないと駄目って感じかなぁ」
　「なんや店長、いつからきたんや」
　「ちょっとお、１１番会議室閉鎖の準備に追われててぇ」
　「いつのまにか分家だけが生き残るんやなぁ・・・
　　栄枯盛衰は世の常やけど、こうしてみると感無量やな」
　「ぶう☆閉鎖じゃないもん、一時休業だもん」
　「似たようなもんや、せやけど一時の辛抱や
　　すぐに実験室を拡張して買い戻したるで」
　「あんまり嬉しくないって感じかなぁ・・・」
　う〜ん、それはそうかもなぁ・・・
　「なに他人事みたいなこと言うてるんや」
　だって、他人事じゃないか
　「他人事やないやろ、まだ魔法会議室のSUB-BLの仕事は
　　やめたわけやないやろ」
　・・・・・・・・・そうだったっけ？
　「そうだったよ☆」
　「そういう感じかなぁ☆」

　・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
　（過去ログを読む）
　・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
　そういえば、そうだったねぇ
　すっかり忘れてたわ

　「忘れてた、じゃないやろ」
　う〜む、インフルエンザが治ったらなにかやっておくか
　「そのころには会議室閉鎖やないか」
　「もう☆閉鎖じゃなくて一時休止なの」
　どっちでも大差無いだろ・・・
　うえ、しかしこの玉子酒は強烈だな・・・
　「マスターに飲ませてるのよりは薄目の味や」
　普段、シオンになにやってるんだよおまえは・・
　「きゃ〜、そんなんはずかしゅうてよういわへんわ」
　・・・・本当に、普段何をやってるんだ？？？？

　（ぱたぱたぱた）

　（からんからん）

　「ただいま（はあと）」
　あ、うさみみ少女じゃないか
　仕事は終わったのか？
　「うん、今日の分はこれで終わりだよ」
　そうか、よく頑張ったね
　「えへへ」

　・・と、なんか体が暖まったような気がする
　「玉子酒のおかげや」
　そういう問題なのか？
　「あ、大事なことを忘れてた」

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                           ちょっとした悩みがあるとき
                         ほんの少しの手助けが必要なとき
                   そんなとき、私たちのことを思い出して下さい

    Ｍｙｓｔｉｃａｌ　Ｍｉｒａｃｌｏｕｓ　Ｍａｇｉｃｉａｎｓ　Ｃｏｍｐａｎｙ

             ・・・・・・・いつでも、あなたのそばに・・・・・・・・

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　「はい、これ」
　・・・今更要らないと思うけど
　（うるうる）
　い、いや・・・その、仕事熱心だね、うん
　「ボクにお約束だから必ず配るようにっていったのは、管理人さんだよ」
　そういえば、そうだったような気もする

　「それより、落ちはどないするんや？
　　このままじゃＳＳやのうて、ただの近況報告になってまうわ」
　私としては別に構わないんだけど
　「やっぱりぃ店長としての体面も有るっていうかぁ」
　おまえにだけは言われたくないせりふだな
　「そういえば、管理人さんはいま風邪を引いてるの？」
　うさみみ少女は優しいなぁ・・・
　うん、いまちょっと、ね
　「熱はどのくらい？」
　「６度９分」
　「死んでるやないか」
　「ちが〜う、３６度９分の略だ
　　どこの世界に摂氏６度９分で生きている人間がいるかい」
　「３６度９分でも生きている人間おるとは思えへんなぁ」
　「そんなわけあるかい」
　「液体窒素の沸点より低いやないか」
　「あのな、どこの世界に絶対温度で体温を測る奴がいるんだ？」
　「え〜☆まりあ、体温って華氏で測るんだと思ってた」
　「エンフィールドはメートル法条約条約に加盟してないからぁ」
　・・・・なぜに、めりっちゃがそんなことを知っている
 「最近このあたりの遺跡を掘りまくってる、緑の髪の自称考古学者の
　 うけうりなんとちゃうか？」
　有りそうな話だな
　「それより、ここで話していてええんか？」
　・・・よくないね、そろそろ寝るか・・・
　「うわ〜、女の子の前でまた何を言い出すんや」
　みねあ、無理矢理話をねじ曲げてないか
　「そういう方向に話を持っていった方が面白いやないの」
　そういう問題かい
　それはいいけど、落ちはどうする？
　「どこの世界に、作中人物に落ちを相談する作者がおるねん」
　ここにいるんだよ、一人だけ
　「国産の朱鷺に匹敵する希少な存在やな」
　それは良いからさあ、何か落ちを付けないとまずいんだよお
　雑談会議室にＵＰする訳じゃないんだから、ＳＳとして
　なんとかまとまりをつけないと・・・

　「だったらぁ、ここはいつものお約束でぇ」
　頼むからやめて
　「そういえば、昔同じ様なネタで話を書いていた人がいたよ
　　ボクの記憶だと、最後にはだれか看病してくれる人がいたような・・・」
　「じゃまりあがやる！」
　・・・・・あのな、こっちは静かにしてたいんだけど・・・
　「だったらぁやっぱりぃみんなの魔法でぇ・・・」
　それじゃあいつものお約束じゃないか
　「・・・・言っても無駄みたいだよ（はあと）」
　しょうがない、覚悟を決めるか・・・あの３人組だし・・・

　その後、何が起きたかは言うまでもないのであった

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　おしまい